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ラストチャンス!思春期(第二次性徴期)の身長の伸びについて

 

思春期とは「第二次性徴期」とも言われ、心身共に子どもから大人へ成長する時期のことを指します。具体的には、生まれた時にすでにあった性の違いではなく、成長に伴い発生した身体の変化がある時期のことです。

 

 

女の子なら胸が膨らみ始めたり、初潮を迎えたりします。男の子なら体毛が濃くなったり、声変わりをします。

 

そんな思春期になると身長が伸び、思春期が終わると身長も伸びなくなると言われています。これは本当なのでしょうか?

 

最終身長は第二次性徴期になった時点でほぼ分かります

思春期=成長期と言われることもありますが、ここでは分かりやすく、成長期=身長がぐんと伸びる時期、思春期=性的な変化のある時期(声変わりや初潮を迎えた後)と分けてお話しさせてもらいます。

 

と言うのも、思春期の間、ずっと身長がどんどん伸びると言うわけではないからです。

 

第二次性徴期はだいたい5年くらいなのですが、そのうちの最初の2年ほどが成長期、あとの3年を思春期ととらえて読んでください。

 

平均して、男の子は11歳、女の子は10歳頃に第二次性徴期が始まります。つまり成長期の始まりです。

 

ここから2年ほどは身長がぐんと伸びていきます。今まで年に5〜6pの伸びだったのが、7〜8p伸びていきます。中には1年で10p伸びる子もいますよ。

 

実は、第二次性徴期の身長の伸び幅は、男の子で25cm前後、女の子で22cm前後とほぼ決まっています。ですから、第二次性徴期を迎えた時の身長で、最終身長がほぼ決まってしまうのです。

 

例えば、身長145cmで第二次性徴期が始まった男の子は、その後25cm伸びると最終身長は170cmです。150cmの時なら、最終身長は175cmです。

 

となると、第二次性徴期を迎えた時の身長が高い方が、最終身長は高くなるということです。2年ほどの成長期の間に15p〜20pほど伸び、その後の思春期以降は緩やかになり、伸びが止まるという人が多いです。

 

思春期になると背が伸びないと言われるのはこのためです。しかしもちろん例外はあり、成長期を迎えてから30p以上伸びる人もいますよ。

 

ところで、なぜ第二次性徴期に入ると身長が伸びるのでしょうか?

 

実は、第二次性徴期に入ると「性ホルモン」の分泌が活発になり、成長ホルモンの分泌も増加します。また、骨の成長も促す働きがあるので、身長がぐんと伸びるのです。

 

しかし、その影響で子どもの骨から大人の骨へと成長するため、一定の期間が過ぎると骨の伸びが止まります。となると、大切なのは第二次性徴期に入って性ホルモンが活発に分泌される前に、いかに伸ばしておくかということになります。

 

“思春期”が終わって、身長が伸びなくなってくる

成長期を終え、男の子は声変わり、女の子は初潮を迎えると、身長の伸びが止まるというわけではありません。思春期が終わるまで、身長は緩やかですが伸びていきます。

 

そして、思春期が終わるの頃に骨端線が閉じてしまうと、身長は伸びなくなります。

 

しかし、声変わりや初潮を迎える頃には、成長期は終わっている可能性が高く、その時点で身長が低いことに焦ってもあまり身長を伸ばせないことが多いのです。

 

それでも中には成長期後に10pも伸びたという人もいますので、諦めるのはまだ早いですよ。

 

私の考える第二次性徴期を遅らせる方法。

第二次性徴期が遅くなれば、その分身長が伸びる可能性が高くなります。

 

もし第二次性徴期が1年遅く始まれば、5pほど身長が高くなるし、早く始まれば5pほど低くなるのです。それなら、少しでも遅らせて、身長を伸ばしたいですよね。

 

第二次性徴期が訪れるタイミングは遺伝傾向があると言われています。

 

両親のどちらかが、第二次性徴期が早くきていれば、子どもも早くなる可能性があります。その場合はさらに気をつけてあげる必要があります。

 

第二次性徴期が早まる原因として、「肥満」が挙げられます。

 

脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンがあります。レプチンは食欲や代謝などの調整を行うホルモンなのですが、それ以外にも、性機能の維持や性成熟にも影響を与えます。

 

ですから、肥満になって脂肪細胞が増えると、レプチンも増加し、第二次性徴期が早まってしまうのです。

 

それから、「睡眠不足」も第二次性徴期が早まる原因となります。

 

眠りホルモンとして有名な「メラトニン」は眠りを促すだけでなく、性ホルモンの分泌を抑制する役割を担っています。ですから、メラトニンが減ると、性ホルモンの分泌が抑えられずに、第二次性徴期が早まってしまいます。

 

小さな頃からの睡眠不足や生活リズムの乱れがメラトニンの生成に悪影響を与え、充分働かなくなるのです。

 

また、「コレステロール」を摂りすぎないことも大切です。コレステロールは性ホルモンや副腎皮質ホルモンの材料となるので、ある程度は必要ですが、摂りすぎると性ホルモンも増えてしまいます。

 

ですから、第二次性徴期をなるべく遅くしたければ、

  • 肥満にならないように食べ過ぎない
  • 食事は栄養バランスに気をつける
  • 質の良い睡眠を取る

というようにようにすればいいのです。

 

諦めないで!第二次性徴期がきてからでも出来ることはある!

それでも早く第二次性徴期を迎えてしまったら、まずは成長期になるべくたくさん身長が伸びるようにサポートしましょう。

 

「栄養バランス」、「睡眠」、「運動」の三大要素に気をつけ、なるべくストレスのない生活を心がけましょう。

 

ここがラストチャンスと思ってください。ただ、この時期は塾に通い出したり、体力がついて夜更かししたり、反抗期も重なって親としても苦労する時期かと思います。

 

「早く寝なさい」とか、「残さず食べなさい」と言われても、素直に言うことを聞かないかもしれません。そんな時は理由もきちんと話して、本人に納得してもらわなくてはいけませんよ。

 

「親の言うこと聞け!」なんて命令したら、絶対言うこと聞きませんからね。

 

そっと身長サプリメントや成長飲料などを差し出して、親の真剣具合を伝えてもいいかもしれませんね。

 

私がおすすめする身長サプリ

 

医療の力を借りた方がいい場合がある

第二次性徴期が早くきてしまう「思春期早発症」の場合、「LH-RHアナログ」というお薬で性ホルモンの分泌を抑え、思春期を緩やかに進めていくことが出来ます。

 

しかし、この方法は早い時期での治療開始が求められるうえ、月々の身長や体重、ホルモン量の変化などをきちんと確認しながら治療を進めていく必要があります。

 

お薬の量や中止するタイミングなどを見極めるのも難しく、個人差も大きいため、どこの病院でもいいというわけではありません。経験のある専門医がいる病院に限られます。

 

また、完全に骨端線が閉じてしまった大人でも、骨を伸ばす最終手段として、手術を受けるという選択肢があります。手術で身長を伸ばす方法は2種類あります。

 

「イリザロフ法」

主に事故や病気で足を部分的に失った人の治療や、低身長の治療に用いられます。骨折が治っていくメカニズムを利用して、足を伸ばす方法です。

 

まず、低身長の治療の場合、故意に骨を切断します。特殊な器具を装着し、切断した部分を少しずつ離していくことで、その部分に仮骨を作り、足を伸ばしていくのです。

 

しかし壮絶な痛みがあるそうですし、傷跡は絶対残ってしまいます。また、後遺症の可能性もありますので、そう簡単には決断出来ません。

 

「ISKD法」

骨の中に棒状の器具を入れ、骨を伸ばしていく方法です。遠隔操作で器具を伸ばし、骨も一緒に伸ばしていきます。

 

「イリザロフ法」同様、激しい痛みはありますが、「イリザロフ法」よりは少しマシだそうです。

 

また、傷跡は残りにくく、治療中はずっと入院している必要はないというのが、驚きです。

 

手術で身長を伸ばす方法は、どちらにせよ骨を無理矢理伸ばしている方法ですので、安易な気持ちでは出来ませんね。

 

また、この手術は骨端線が閉じてしまった大人向けのものですから、思春期の子どもは受けられません。そして保険適用外の場合は、治療費も数百万円以上かかります。

 

「第二次性徴期がくるまでに!」と思うと、身長を伸ばせる時期は意外に短いですよね。

 

限られた時間でいかにサポート出来るかは、親の力の見せ所かもしれません。特に自身が低身長で悩んでいたり、コンプレックスがあった人は、子どもに同じ想いをさせたくないと、なおさら力が入りますよね。

 

でもちょっと待ってください!あまりに親が気合を入れすぎて「身長を伸ばすぞ!」と意気込んでいたら、子どもはどう思いますか?

 

もしかするとプレッシャーに感じているかもしれません。期待に応えられず落ち込んでいるかもしれません。あくまで親のサポートは自然でなければならないのです。それを忘れず、頑張ってくださいね。

 

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